設計用入力地震動の作成

歴史

1960年代後半に始まった設計用入力地震動は、当初エルセントロなど、海外の地震観測記録を利用したものでした。その後、国内での地震動予測技術の開発、地震観測網の整備と観測記録の蓄積を背景に、告示波の制定の他、建設予定地でのサイト波の作成も行われるようになり、その精度も飛躍的に向上しました。最近では、長周期地震動の研究も進み、建築基準法の整備とあわせて都市防災計画に利用されています。当社は、常に最新技術の導入を図り、都市防災の一翼を担っております。

概要

新規建物の耐震設計や既存建物の安全性評価に供する設計用入力地震動の作成

設計用入力地震動の「サイト波」を作成するためには、「震源特性」、「伝播経路特性」、「地盤増幅特性」の評価が重要です。特に地盤増幅特性に関しては、地盤調査のプロである弊社が調査に基づいて適正に評価し、適切な設計用入力地震動を作成してご提供します。

解放工学的基盤におけるサイト波の作成手法

  • 翠川・小林の方法
  • 半経験的手法(経験的グリーン関数法、統計的グリーン関数法)
  • 理論的手法(波数積分法、三次元差分法)
  • ハイブリット法

表層地盤の地震応答解析

  • 全応力での等価線形解析および逐次非線形解析
  • 有効応力での逐次非線形解析(液状化地盤)

関連業務

  • 弾性波速度検層(PS検層)
  • 微動アレイ探査
  • 建物の常時微動測定

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  • 03-3410-7221(代表)

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